訪問看護師になるための看護マニュアル

食事

栄養のバランスの良い食事を摂り、体力をつけるように指導します。

 

食事内容は、患者さんの嗜好に合わせることを原則とします。

 

治療中は、食欲や食べものへの関心が変化するので、
食べられるもの、消化しやすいものを食欲があるときに用意するようにします。

 

個人差はありますが、果物や酢の物など酸味のあるさっぱりとしたもの、
塩気があるもの、ヨーグルトやプリン、アイスキャンディなどが比較的摂取しやすいです。

 

満腹にならないように、少量ずつ摂取するように指導します。

 

水分は十分にとったほうがよいので、スポーツドリンクや果物を絞ったジュース、スープなどを
ストローを使用してゆっくり飲ませるようにします。

 

栄養摂取量が少ない場合は、患者さんの好みに合わせて
市販の栄養補助食品などを利用するようにします。

清潔

(1) 口腔内の清潔

 

歯磨を毎食後行い、舌もブラッシングするようにします。

 

口腔内の清潔を保つため、ポピドンヨード(イソジンガーグル)などによるうがいを励行します。

 

口腔内の状態に応じて、10%オキシドール(消毒・止血効果が得られる)や、
2%重曹水(口腔内乾燥の改善効果が得られる)などの使用も勧めます。

 

(2) 皮膚の清潔

 

皮膚の清潔を保つため、体力に合わせてシャワー浴や入浴などを行います。

 

シャワー浴ができない場合は、全身清拭、陰部洗浄、洗浄機能付きの洋式トイレなどを使用して清潔を保ちます。

生活環境の調整

寝室は、清潔で静かな環境を保ちます。

 

ADLの状態に合わせたベッドの使用など、生活しやすい環境についてアドバイスします。

 

家族や来客は、外部から感染源を持ち込む可能性があるので、
手洗いやうがいを十分にするようにします。

 

十分な睡眠をとる事も大切なので、
眠れないときには主治医に相談し、睡眠薬や精神安定剤を使用するようにします。

運動

散歩や軽い運動は気分転換になります。
体調に合わせて運動を行うようにします。
ですが疲れたときには無理をしないように、ゆっくり休息をとるようにします。

 

終日就床を必要とする患者さんには、
他動的に身体の向きを変えたり、クッションや枕を使って、
楽に過ごせるように工夫することが大切です。