訪問看護師になるための看護マニュアル

透析液バッグ交換

必要なもの(くり〜んフラッシュを利用する場合)
机、背もたれのついた椅子、時計、記録ノート、

透析液バッグ(バッグ加温器で37℃に温めます)、
はかり(バネばかり、または台ばかり)、
透析液バッグを吊り下げるためのスタンド、
キャップキット(マスク、固定用テープ、透析終了後に腹膜カテーテルに装着するキャップなどが入っています)、
保温カバー、
自動接続機器(くり〜んフラッシュ)、
排液確認用下敷。

透析液バッグ交換の手順(くり〜んフラッシュを利用して患者さん本人が自動接続する場合)
(1) 自動接続機器のコンセントを差込み、電源を入れます。

 

(2) 手や指の装飾品(時計や指輪)などを外し、石鹸を使って良く手を洗います。
清潔なタオルで手を乾燥させたあとは、他のものを触らないように注意します。

 

(3) キャップキットを開封してマスクをします。このとき、一緒に取り出したキャップは開封しないで清潔に保ちます。

 

(4) 加湿器の中から温めた透析液バッグを取り出します。一番下にあり、温まっているものを取り出します。

 

(5) 取り出した注液バッグのブドウ糖濃度、容量(ml)や、使用期限を確認します。

 

(6) バッグを強く押して、液漏れがないかどうかを確認します。

 

(7) 注液バッグを保温カバーの中に入れて、机の上に置きます。
注液ラインと排液ラインのクランプは閉じておきます。

 

(8) 腹膜カテーテルと透析液バッグのラインのそれぞれの先端を自動接続機器の中にはめ込み、殺菌接続します。

 

(9) 高低差を利用した自然排液を行うため、排液バッグをスタンドの下部のフックにかけます。

 

(10) 腹膜カテーテルと排液ラインのクランプを開放し、排液を開始します。このとき、スタート時間を確認しておきます。

 

(11) 排液が終了したら、腹膜カテーテルと排液ラインのクランプを閉じます。排液時間を測定します。

 

(12) プライミング操作をします。

 

注液バッグを保温カバーから取り出し、机の上に置いたまま注液ラインと排液ラインのクランプを開放し、
接続チューブ内をゆっくり透析液で満たします(エアを抜きます)。
排液ラインのクランプまで満たされていることを確認してから、
注液ラインと排液ラインのクランプを閉じます。

 

(13) 注液バッグをスタンドにかけます。

 

このとき、座位での頭部よりも若干高い位置にかけるようにします。

 

腹膜カテーテルのクランプと注入ラインのクランプを開放し、透析液を注入します。

 

(14) 透析液の注入が終了したら、腹膜カテーテルのクランプを閉じ、次に注液ラインのクランプも閉じます。

 

(15) 新しいキャップと腹膜カテーテル、そして透析液バッグの接続部を自動接続機器にはめ込み、切り離しとキャップの接続を同時に行います。

 

(16) 排液確認用下敷を使用して、性状を確認し、排液量を測定します。

 

(17) 記録ノートに記入します。

 

記録は、メーカーから支給される手帳を利用すると記入項目が整理されていて使いやすいです。

 

記録項目には、交換時刻、排液時間、使用した透析液量と濃度、排液量から注液量を引いた除水量、排液の性状などです。

 

(18) 排液をトイレに流し、処理します。