訪問看護師になるための看護マニュアル

低血糖の時の対応

高血糖から急激に100mg/dL以下に血糖値が低下したり、
血糖値が通常50mg/dL(全血)以下になると、色々な症状が出現します。

低血糖の症状

軽度の場合は冷汗・頻脈・動機・手指振戦などの交感神経症状がみられます。
また、交感神経症状の前の空腹時、生あくび、脱力感などの副交感神経症状がみられることもあります。

 

低血糖が進行すると、集中力が低下したり、異常行動などの中枢神経症状が見られます。
さらに進行すると、意識障害や昏睡、痙攣など強度の中枢神経症状がみられます。

低血糖の原因

@ インスリンや経口血糖降下薬の過剰投与。

 

A 食事摂取量の減少や食事時間の遅れ。

 

B 嘔吐や下痢による栄養状態の低下。

 

C 空腹時の激しい運動や過剰な労働量。

 

D インスリンの抵抗状態の改善(感染や甲状腺機能亢進症の改善)。

 

E アルコールの大量摂取。

低血糖の対応策と援助

MBGを行い、迅速に対応します。

 

食事前であればすぐに食事を摂取し、
食間であればブドウ糖、または砂糖10g(角砂糖2個が目安、スティックシュガーであればグラム表示を確認)を摂取し、
安静にしてもらいます。

 

15〜30分ほど様子を観察し、症状が改善されない場合はSMBGを行って、
砂糖を摂取するなどを繰り返します。

 

*ブドウ糖は処方可能です。

 

胃瘻やチューブ栄養の場合は、
少量の水にブドウ糖や砂糖を溶かして注入します。

 

意識障害や、経口摂取不可能の場合は、
静脈注射が必要です。
SMBGを行い低血糖症状を確認したのち、緊急受診をします。
主治医との連携方法を確認しておきます。

 

外出時は、糖尿病手帳とブドウ糖または砂糖を必ず携帯するように指導します。