訪問看護師になるための看護マニュアル

膀胱洗浄の手順について

@ 手洗いをして、膀胱洗浄の処置の説明を患者さんや介護者に説明し、患者さんに同意を得ます。

 

A 電子レンジを利用するか湯煎を利用し、生理食塩液500mlを体温程度に温めます。

 

B 身体の脇にビニールを敷いて、排液用容器(尿器、或いは洗面器)を置いて準備します。

 

C アルコール綿で消毒したハサミで、温めた生理食塩液のボトル上部をカットします。

 

D 滅菌綿棒3.4本と、イソジン液を受け皿に入れます。
受け皿は、生理食塩液ボトルのカットした上部部分を利用します。

 

E ゴム手袋を装着して、カテーテルと導尿バッグの接続部を外し、
カテーテルを排液用容器にテープで固定します。
導尿バッグの先端hキャップをするか、注射器の空き袋に入れます。

 

F カテーテルの排液口をイソジン綿棒で消毒します。

 

G 注射器に生理食塩液を約50ml吸って、排液口からゆっくり注入します。

 

H 内筒を引き、注入した量をゆっくり吸い上げます。
排液の性状や、患者さんに苦痛がないかどうか、患者さんの表情を観察しながら行います。

 

I 吸いあげた液は排液用容器に捨てます。

 

J 洗浄液がきれいになるまで、G〜Iを繰り返して行います。

 

K 洗浄終了後、カテーテルとどう尿バッグの先端をイソジン液で消毒し、
外れないようにしっかりと接続します。

 

・膀胱洗浄に使用する生理食塩液が残った場合は、
残った生理食塩液にイソジン液を混入して注射器に吸い上げ導尿バッグのルートに通すと、
導尿バッグとルートがきれいになります。

 

L カテーテルは皮膚に接触しないように、ガーゼやタオルで覆うと良いでしょう。

 

M 膀胱洗浄の処置が終わったら、尿流出を確認します。

 

一度使用した注射器でも、内筒と外筒を外して流水で洗浄し、
ラップに包んで電子レンジで1〜2分くらい加熱すると滅菌効果があり、
2.3回は使用することが出来ます。

膀胱洗浄の際の患者さん、家族への指導

患者さんや家族、介護者に、膀胱洗浄の目的や意義をしっかり説明します。

 

膀胱洗浄は、家族や介護者が行う場合もあります。
家族や介護者が、膀胱洗浄を行うことができる場合は、
見学からはじめて、徐々にポイントを抑えて指導します。
分りやすいマニュアルを作成するなど工夫すると、指導がスムーズです。