訪問看護師になるための看護マニュアル

介護保険制度の概要

日本では、高齢化が急速に進んでいます。
この高齢化に伴い、寝たきりや認知症などで、何らかの介護を要する高齢者数が増加している傾向にあります。
また、常に介護を必要としているけではないけれど、
日常生活を送る上で、何らかの支援が必要な虚弱高齢者も多数いることから、
高齢者に対する介護は重要な課題となっています。
さらに追い討ちをかけているのが「医療費の増大」、「核家族化の進行による家族介護形態の変化」、
「福祉サービスの不足による社会的入院の増加」、「老人医療と老人福祉の不整合」などがあり、
このようなことから2004年、介護保険制度が導入され、
介護基盤の整備や保険制度の確立を目指すようになりました。

 

つまり、介護保険制度は、介護を配偶者をはじめとする家族にのみ頼っていた今までの状況では、
高齢化や少子化の波に支えきれない状況があるため、
国民全体で支えあおうという声に反応したものです。

 

介護保険法の目的は、介護が必要な患者さんなどが、
自分が持っている能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、
国民の共同連帯の理念に基づいて
必要な保健医療サービス及び福祉サービスに関わる給付を行うための制度を儲け、
国民の保健医療向上及び福祉の増進を図ることとされています。

介護保険法の理念

・要介護状態の軽減、予防の重視。
・医療との十分連携すること。
・利用者の自由な選択による相応しいサービスを総合的に、効率的に提供すること。
・民間活力を活用し、多様な事業者や施設によるサービスの提供をすること。
・在宅のおける自立した日常生活を重視すること。